2018.7.13
追記 : 2020.1.18 ツアー情報を更新
台湾の猴硐(ホウトン)に行って来ました。
猴硐は人と猫が仲良く共存して暮らす村として話題で、観光客は猫好きばかり。猫カフェでくつろぎ、猫型パイナップルケーキや猫グッズなどのお土産を買い、道ばたの猫を愛でる…という猫天国な場所です。
天気のいい日はそこらじゅう猫だらけ。しかも人に慣れていて逃げないのがうれしい!猫出現率マップを作ったので、これを参考にして猫巡りをお楽しみください。
猴硐の場所と行き方、ツアー情報については最後にまとめました。
台湾北部の小さな村です。猴硐はもともと炭鉱で栄えたところで、1990年に閉山してから急速に人口が減った、と現地のパンフレットに書かれています。
現在は石炭を運ぶトロッコに乗ったり資料館を見学できたりするわけですが、この村の最大の観光資源は、まちがいなく猫です。たぶん99%の環境客は猫が目当てで、猫を見たついでに炭鉱跡も見とくかーという感じでした。
村のあちこちに猫専用の小屋があり、猫が雨風をしのげるようになっています。エサをたっぷりもらってるせいか大きく太った猫、避妊去勢された桜猫(耳に印がある)も多く、住民によって保護・管理されているようです。
最も猫が出現するポイントは(3)猫村の周辺。大量に発見しました。(1)猴硐駅前は店の中や土産屋の商品の上で寝てたりします。(4)の運炭橋をこえると猫はほとんどいません。
猴硐駅の正面が飲食・お土産店エリア。台湾料理店やパスタなどの洋食店があります。パイナップルケーキ店のおばちゃんは日本語ペラペラ。突然話しかけられます。
駅正面の道をまっすぐ先に進むと願景館という歴史資料館があり、1F奥がカフェスペース。駅に向かって右側に808号猫バス(後述)のバス停があります。猫村は猫橋をわたって駅の裏側になります。
人と猫が通れる陸橋。デザインがユニークで炭坑のトンネルのイメージで作られています。中はキャットウォークがあって猫が歩いてたり寝てたりします。
猫橋をわたった先が猫村です。民家を改装したカフェがたくさんあります。メニューはコーヒーやスムージー、軽食、デザートなど。猫雑貨を販売していたり、アート作品を展示しているお店があります。
↓こんな感じで店が並んでます。
この付近は100%猫がいる地帯。たっぷり猫たちとたわむれましょう。3月後半の台湾は暑くも寒くもなく空調を切ってる店が多いようでした。開けっぱなしの入り口を自由に行き来する猫を眺めながらコーヒーを飲む平和なひととき。テラス席は猫がテーブルに乗ってきて楽しいのでおすすめ。
線路を挟んで猫村の反対側。この橋を渡ると炭坑エリア。運炭橋はその名のとおり石炭を運ぶために作られた橋です。選炭場から猴硐坑にレールが続いています。猫率は低め。
橋を渡りきったところに猴硐坑があります。せっかくなので社会見学してきました。トロッコに乗って中に入ったり採掘用の機材を動かしたりできます。
猴硐は台湾北部、台北の東にあります。 台北までの所要時間は、成田から台湾桃園空港まで4時間30分、大阪から3時間、那覇から1時間30分。桃園空港から台北まで電車(MRTの快速)で35分くらいです。さらに台北から電車で1時間ほどのところに猴硐があります。
ちなみに猴硐に行くなら、有名な観光地「九份(キュウフン)」とセットで観光するのがおすすめです。九份は「千と千尋の神隠し」の世界がこの街をモデルにしていたことで有名になり、日本人の旅行者がたくさん訪れている街です。
猴硐と九份の2ヶ所を、台北からの日帰り観光でまわることも可能ですが、たっぷり猫村を楽しみたい人は九份に宿泊したほうが良いでしょう。猴硐へは瑞芳(ルイファン)から金瓜石行きのバスが出ています。瑞芳駅裏のタクシー乗り場からは210元(約750円)でした。九份観光は夜がおすすめ。ただし20時にはほとんどの土産屋が閉店するので注意。飲食店も21時ごろ閉店します。
電車で行けます。台北駅(1000-台北)から東部幹線の「蘇澳」「福隆」行きの電車に乗り猴硐駅(7350-侯硐)で降ります。各駅停車(区間車と表記されている)に乗りましょう。時間などは台湾鉄道のサイト(日本語に切り替え可能)で確認できます。日本で電車に乗る感覚とほぼ同じなので難しくありません。
瑞芳からは808号バスが往復しています。808号バスは猫のつり革、猫の鳴き声の降車ボタン、猫のイラストでペイントされた猫バスです。1時間に1本運行。休日のみ826バスも運行しています。
台湾で電車に乗る時にめちゃくちゃ便利なのでおすすめしたいのが、悠遊カードというSuicaみたいなカードです。電車とバスで利用可能。駅でチャージすることができて現金払いより割安になります。とくにバス車内には両替機がないので事前に小銭の用意が必要。足りない分は余分に(大きいお金で)払うことになるので悠遊カードが必須です。駅の切符売り場などで買えます。
というわけで、台湾の猫村 ホウトンに行ってきたレポートでした。今回カメラのレンズが壊れるわ携帯の電池が切れるわで写真がほとんど撮れませんでした。充電器はお忘れなく。また来るニャ!