僕がデザイナーとして就職して独立するまで何をしたか

2019.10.7

僕がデザイナーとして就職して独立するまでの話

以前「フリーのデザイナーになるにはどうすればいいですか?」と質問されました。ここにその答えを書きたいと思います。デザイナー未経験からの就職、その後フリーランスをめざすも、2度失敗した自分のこれまでの経験を書きます。

学生からデザイナーとして就職するまで

某大学のデザイン学科に進学していた僕ですが、あるときデザイン学科の学生の大半が、自動的にデザイナーになるわけではないという、あたりまえな現実に気づきました。何の準備もなしに、興味のある仕事、やりたい仕事に就けるはずもありません。スロースターターの僕が「このままじゃヤバい」という危機感を持って行動を開始したのが3年生になってからでした。

デザイナーとして就職できるのか

大学の授業は抽象的なデザインの概論ばかりで、時代遅れ感もあり、グラフィックデザイナーをめざすなら、すぐに実務で役立つ技能が必要だ、と思った僕は、大学のMacがある教室にこもって、独学でフォトショップとイラストレーターの勉強を始めます。その後、当時発売されたばかりのiMacを購入し、ひたすら自宅で作品作りに没頭。

いま考えると素人くさいというか、はずかしい作品でしたが、デザイン会社の面接ではそんな作品を持っていった僕でも無事採用されました。

話はそれますが、企業の採用側からすれば、面接で最低限まともな会話や、常識のある行動をとれる人であれば、デザイナーとしての採用基準は、作品(ポートフォリオ)の内容がすべてで、未経験でも経験者と同等のポートフォリオを作れば(めちゃくちゃ高倍率な会社でなければ)就職できると思います。

デザインで自分らしい人生を手に入れる。未経験のためのデザイナー養成スクール

卒業後にデザイナーとして就職

その会社は拘束時間が長いという意味では、ややブラックな職場でしたが、フォトショップとイラストレーターの操作が少しわかる程度の、実務未経験だった僕は、仕事でデザインの勉強ができて給料までもらえてラッキー!という気持ちでした。普通に業務の中で知らないことがたくさんあるし、クオリティの高い作品をたくさん見て、アイデアを形にする方法や技術、仕事の流れを学ぶことができました。このころが僕のデザイナーとしての骨格を作る時期だったと思います。

「独立」をためしてみる - 最初の失敗

同じ会社に長くいると似たような仕事が多くなりがちです。もっといろんなタイプの仕事を経験したい、DTPデザインだけではなくWebや映像の仕事も知りたいと思うようになりました。

ある程度は実力がついたと錯覚していた24〜25才ごろ。紙媒体のデザイン以外にも、独学で学んだ動画制作や、当時流行っていたFlashの技術を生かして、フリーランスになってみようと思い、お世話になったその会社を辞めました。

短い社員時代でしたが仕事を紹介してくれる人もいて、フリーランスとしてそれなりにがんばりました。しかし、単発の仕事はあるものの、毎月継続して発注してもらえる仕事ではなく、収入の変動が大きくて不安定でした。

フリーランスの売り上げ目標

営業が得意な人なら別ですが、独立するなら、できるだけ多くの人と信頼関係を築いて、人脈を作らなければ、仕事の絶対量は確保できないと実感しました。

経験を積んで再独立 -2度目の失敗

その後、不安定すぎるフリーランスをいったん中断して映像制作会社に就職。退社後にWeb制作会社2社を経て、改めて独立しました。

数年のあいだは社員時代以上に稼ぐことができました。が、“お得意さま” 1社の仕事に収入の大半を頼った状態だったため、その会社が倒産すると収入もいっきにどん底になってしまうという、悲惨な結果になってしまいました。

フリーランスの売り上げ目標

継続案件が必要

収入の柱だったA社の仕事を失った僕は、A社以外の仕事だけでは生活費をカバーできなくなりました。派遣会社に登録して、週に2〜3回、デザイナーとして派遣先に出勤して、なんとか最低限の金額を確保しました。

もらった仕事をていねいに確実にこなして、複数の会社から安定的に発注してもらえる仕事が増えるのを待ちます。

その後は徐々に仕事が増えていき、これなら大丈夫というラインに達したところで派遣の契約を終了。以降は個人で請け負う仕事だけでなんとか暮らしています。4年前に沖縄に移住して、今は完全にリモートで仕事をしています。

フリーになるには

僕のような営業が苦手な人の場合は、会社で実力をつけて社内、社外問わず仕事仲間に「この人ならまかせても安心」という信頼感を持ってもらうことが大切だと思います。そこから仕事につなげましょう。そして収入をバランスよく分散させることも重要だと思います。

未経験からの転職やフリーランスをめざしている人は、TECH::CAMPオンラインデザイナーコース を利用するのも良いかもしれません。フリーランス志望であれば、案件を獲得するまで支援してもらえます。