2019.1.21
昨年「タマ」(享年18歳)が亡くなり、もうしばらくは猫は飼わないと誓ったはずが、わずか半年で新たな猫が家族に加わりました。
秋ごろから駐車場に住み着いてた、推定1歳くらいのオス猫「サクタロウ」です。かなり人に慣れていて最初から警戒心がありませんでした。子猫時代に人に育てられたんだと思います。
うちで飼うことを決めたもののサクタロウはすでに大人の猫だったので、子猫に比べてトイレのしつけが難しいかもしれないと心配していました。
最初は家と外を行き来しながら半飼い猫のような状態。少しずつ家に慣れさせました。だんだん外に出す頻度を減らして、トイレに行きたそうにそわそわしだしたら、猫砂の上に座らせました。
「ここじゃない。外でオシッコしたいんだ」と訴えるように玄関に向かうサクタロウ。しかし何度かこれをくりかえすと、意外にすんなり猫砂をトイレだと理解してくれました。
猫はトイレの環境に敏感な動物だと思います。特に猫砂には好みがあって、嫌いな砂の場合は見向きもしなかったり、砂を避けるためにトイレからはみ出して用を足すということもあります。
砂の種類は紙系やウッド系よりも鉱物系のほうが良い気がします。鉱物系は自然の砂に近いのでノラを経験した猫には抵抗感が少ないんだと思います。
問題は肉球に砂がはさまって砂が部屋に散らかりやすいということですが、足拭きマットを敷けば、ある程度は飛び散りを防げます。
おすすめの鉱物系猫砂は LION ニオイをとる砂です。
定番の猫砂ですが、ほかと比べて結局いちばんこれが良いという結論でした。これでダメなら、その猫がいつもトイレにしている場所の砂や土をとってきて使うしかないと思います。
あとは少し値段が高くなりますがエバークリーンは自然の砂に近い感触で猫に人気があります。ただ砂が小粒なので散らかりやすく掃除が大変です。
ノラだった猫に限らず、せまいトイレは猫が嫌がるようです。トイレでオシッコやウンチをしてくれない場合は、広めのトイレに変えたほうがいいかもしれません。
いろんなタイプのトイレを試しましたが、シンプルに大きいトイレがストレスもなくいちばん良いという結論になりました。サクタロウは体がも大きいので特大のトイレを用意。
サイズは44 × 60 × 21 cmです。
砂の飛び散りが少ないフード付きタイプもあります。もともと屋外にいた猫はフードに違和感を感じる可能性もあるので、その場合はフードを取り外して慣らしてあげればいいと思います。
そのほかには、リッチェルを超えるメガサイズの「メガトレー」というベルギー製の超大型猫トイレもあります。
サイズは48 × 65 × 28cmで、大きい猫でもこのトイレなら狭いということはないでしょう。
専用ライナー(袋)を使えば、砂を全部入れ替えるときと掃除がラクです。
飛び散りにくい砂や消臭機能がついたトイレは便利ですが、猫の目線で考えると違和感を感じるものもあると思います。
人間側の都合ではなく猫の気持ちと習性を優先して、広いトイレと自然に近い砂を用意すれば、猫にとって良いトイレ環境になるのではないかと思います。