2020.5.29
親猫とはぐれてしまった子猫を保護した話です。
その日、知り合いから「子猫を預かってほしい」という連絡をうけて、家から10分ほどのコインランドリーの駐車場に向かいました。
話を聞くと、車の中から猫の泣き声がするので、エンジンルームを開けてみたら子猫が入っていたとのこと。長距離は走っていないそうですが、加熱するエンジンにさわったり、走ってる途中で振り落されていたらと想像すると恐ろしいです。
幸いケガはないようなので、キャリーバッグに収容して自宅に連れ帰りました。
子猫の右目は半分閉じた感じで目ヤニがたまっていて、炎症もあったので目ヤニを拭きとって抗菌目薬を点眼。
ノミも確認しました。ペット用ボディータオル(ウエットティッシュみたいなやつ)で体の汚れを拭いてからノミ取り薬のレボリューションを投与しました。上の写真はきれいになった状態。
清潔になったところで次はミルクを与えてみることに。
ペット用哺乳瓶と猫用ミルクを買ってきました。
マグカップに水を入れて電子レンジでぬるめのお湯を作ります。その中にミルクの入った哺乳瓶を入れて猫の体温くらいに温めました。
与えてみると、めちゃくちゃ嫌がって飲みません。
以前、別の子猫を保護したときは、何度か与えているうちにじょうずに飲めるようになったので、慣れるまで時間が必要なのかもしれません。
以前に保護して里親が見つかった子猫
とはいえ脱水症状になると怖いので、多少無理やりでも飲ませないとまずいかなとも思います。
前回の子猫のときもそうでしたが、真夜中でも早朝でも関係なくギャン泣きしてミルクを欲しがるので、世話してる人間のほうがかなり疲弊します。
僕のようにフリーランスで、いつもだいたい家にいるという人でなければ、子猫の世話はむずかしいと思います。
うちにはすでに先住猫が2匹住んでいるので、できればこれ以上、猫を増やすのは避けたいです。
それにこの子猫はまだ母乳が必要な時期だし、可能なら親猫のところに帰すのがいちばん良いと思って、翌日から親猫探しを開始しました。
子猫の発見者に話を聞いて、車が停車していた場所を中心に、猫が隠れていそうな植木などの茂み、車の下などを捜索。
近所の住人に子猫の写真を見せて
「この猫の親猫を探してるんですが、こんな毛色の猫、このあたりで見かけませんでしたか?」
などと聞きこみをしました。
範囲を広げて近くの公園も捜索。
野球場や陸上競技場もある広い公園です。
日差しが強くて暑い5月の沖縄。なかなかそれらしい猫が見つかりません。真夏じゃないのが救いですが、かなり疲れます。
親猫探しはまた明日しようと帰りかけたとき、車の下に子連れの母猫を発見!
毛の色も似ているのでまちがいないと判断。急いで自宅に帰り、キャリーバッグに子猫を入れて連れてきました。
感動の再会。
親子でまちがいないようです。
再会できてほんとうによかったです。
親猫が見つかる可能性は低いと思っていたので、実は里親探しも並行して進めていたんですが、母猫が必要な時期なのでこれでよかったと思います。
保護してから親子再会までを動画にまとめました。
子育てが終わったら母猫の避妊手術もできれば良いのですが…
警戒心が強いので捕獲器が必要ですね。
あと今回いろいろ調べてたら、エンジンルームに入り込んだ猫対策として「猫バンバン」という方法があることを知りました。
ボンネットを叩いて猫に危険を知らせることができるので、野良猫が多い地域の人に知ってもらいたいと思います。