2018.12.24
文字に二重三重のフチをつけたり、外側のフチをぼかす加工の方法です。文字をアウトライン化する必要はありません。加工後も文字の書きかえが可能で、フォントを変更することもできます。
文字にフチをつけていきます。まず文字ツールで文字を入力して、カラーの塗りと線を「なし」にします。文字が透明の状態になって見えなくなります。
透明になった文字を選択したまま、アピアランスのメニューから「新規塗りを追加」を選ぶと線と塗りが追加されます。線のカラーを黒にして適当な太さ(ここでは4pt)をつけ、塗りのカラーは白にします。
黒い線が白い塗りの上にのっているので、重なりの順番を変えます。アピアランスの塗りを線の上にドラッグ&ドロップで移動します。すると塗りが上になって線が下に変わります。
外側に線を追加して二重線にする場合は、さっきと同じようにアピアランスで「新規線を追加」を選んで線を追加。そして内側の線より重ね順を下に移動して線幅を太くします。下図では白い塗りの下に黒い線(4pt)があり、その下に白い線(8pt)が重なっています。
線が角ばっているので、なめらかな丸い角にしたいと思います。アピアランスで線をクリックして選択。その状態で線の「角の形状」を「ラウンド結合」に変更すると線の角が丸くなります。
フチを丸く、三重線にしたものがこちら。外側にさらに太い線を追加しました。
次はフチをぼかしてみます。選択した線のみをぼかすことができます。アピアランスで外側の線を選択して、効果メニューから「ぼかし」 → 「ぼかし(ガウス)」を選択。ぼかしの半径は3pixelとしました。
ぼかし(ガウス)の半径や線幅の数値は、文字のサイズによって効果に差が出ます。ぼかしを再調整したい場合はアピアランスで「ぼかし(ガウス)」をクリックします。
イラレのアピアランスを使うと、文字に縁取りをつけた後でもフォントを変更したり文字を打ち変えたりできるので、修正しやすくて便利だと思います。