イラストレーターで雲を描く方法 Adobe Illustratorの使い方

2020.4.11

イラストレーターでリアルな空と雲を作る方法

Adobe Illustratorでリアルな空と雲を作ります。
2つの作り方を説明します。

1.ラフとぼかしの効果で作った入道雲

入道雲 イラストレーターで雲を描く方法 Adobe Illustratorの使い方

2.楕円のシェイプを組み合わせてぼかしの効果をつけて作ったわた雲

わた雲 イラストレーターで雲を描く方法 Adobe Illustratorの使い方

わた雲のバリエーションで雨雲も作ってみました。

雨雲 イラストレーターで雲を描く方法 Adobe Illustratorの使い方

入道雲の作り方

雲を作るまえに背景の空をグラデーションで作ります。下図のような配色で3段階のグラデーションを作りました。

背景の空をグラデーションで作ります

雲の原型を作ります。ペンツールでカチカチとクリックしながら大まかに形を決めます。

大まかに形を決める

メニューバーの「効果」 → 「パスの変形」 → 「ラフ」を適用します。

ラフの適用

ラフのパネルで「入力値」と「ギザギザ」にチェックを入れます。サイズや詳細は雲の大きさにあわせて調節しましょう。細かすぎない、荒すぎないちょうどいいくらいで。

ラフのパネルで「入力値」と「ギザギザ」にチェック

次に雲の輪郭をぼかします。
メニューバーの「効果」 → 「ぼかし」 → 「ぼかし(ガウス)」を適用します。

雲の輪郭をぼかす

ぼかしすぎるとラフの効果が見えなくなってしまうので、ぼかしの半径を加減しましょう。

雲の輪郭をぼかす

立体感をつけるために、薄く色をつけた雲を作って重ねます。

立体感をつける

先ほどと同じ「ラフ」と「ぼかし」効果をつければ完成です。

立体感をつける

わた雲の作り方

楕円形ツールでサイズちがいの白い円を作ります。

楕円形ツールで白い円をつくる

ランダムに円を組み合わせて、こんな感じの形を作ります。

雲の原型

組み合わせた円の全体を選択して、メニューバーの「オブジェクト」 → 「グループ」でグループ化します。

グループ化

雲の輪郭をぼかします。
メニューバーの「効果」 → 「ぼかし」 → 「ぼかし(ガウス)」を適用します。

雲の輪郭をぼかす

透明パネルで不透明度を変更します。

不透明度を変更

不透明度と向きがちがうパターンをいくつか用意します。

不透明度を変更

ぼかし加減や大きさ、向きを変えながらバランス良く組み合わせます。

バランス良く組み合わせ

全体をグループ化して完成です。

組み合わせる

同じ形の繰り返しに見えないように反転したりサイズの差をつけるのがコツ。

綿雲の作り方

雨雲の作り方

背景をグレーのグラデーションにします。上が濃い色、下が薄い色に。
雲は背景と同じ色味でやや濃い単色のグレーにして、不透明度のちがうパターンをいくつか用意します。

雨雲パーツ

特に色を濃くしたい雲は、透明パネルの描画モードを「乗算」にします。

描画モードを乗算に

色が濃い雲を画面の上に、薄い色を下に配置します。
なるべく不規則に配置したほうがそれっぽい感じになります。

不規則に配置

雨を配置すれば完成。

雨雲の作り方

以上、イラストレーターでリアルな空と雲を作る方法でした。


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